| タイガースマスクの記事1 |
|
タイガーマスク、ではない。タイガースマスク。19日に大阪プロレスでのデビュー満2年を迎える。人気も実力もうなぎ登りで、その勢いは「本家」の阪神タイガースにも負けない。売り物はドロップキック。高くて滞空時間も長いと評判だ。「世界一の使い手を目指す」と息巻いている。 ○本家・阪神に負けへんでぇ〜 2日、大阪市内での試合でもタイガースマスクのドロップキックに場内が沸いた。高い。普通は両足で相手の胸をけるが、彼の場合は顔近くまで届く。そして、空中にいる時間が長い。ジャンプからキックまでの動きが、ゆっくり感じられる。試合はタイガースマスクがエビ固めで勝った。 大阪府吹田市生まれ、高槻市育ちの26歳。桃山学院大レスリング部ではグレコローマン旧58キロ級の選手だった。00年9月、大阪プロレスに入門。01年5月のデビュー後、121連敗したが、昨年5月に初勝利を収めた。 この1年で、めきめき力をつけた。トップロープから飛び降りて相手の顔をマットにたたき付ける「六甲おろし」、振りかぶってから手刀でたたく「160キロチョップ」など、野球にちなんだ名の技で楽しませる。 中でも本人の思い入れが一番深いのがドロップキックだ。高く、長く跳べるように、運動生理学や古武術の本を参考にした。「空中で姿勢を安定させる、重要な筋肉があるんです」とタイガースマスクは説明する。 腸腰筋(ちょうようきん)という名の、骨盤を通る太くて長い筋肉だ。背骨と大腿(だいたい)骨をつないでいる。立っている姿勢を保ったり、太ももを上げたりする時に働く。この腸腰筋を意識してドロップキックを放つのがコツだそうだ。ジャンプした時に腰をやや丸め、キックする瞬間、腰を思い切り伸ばす。 「そうすると、空中でも体のバネが利いて、見た目にも美しいんです。でも最近、跳びすぎて相手の顔に当たってしまう」と照れた。 マットの上では、子どもたちの声援を盛んに浴びる。跳び技を極めれば、歴代のタイガーマスクを超える新ヒーローになれるかも知れない。 (05/19 11:20) |